6月2日 2025
学生活動
女子学生グループ「うろうろ」が高専OG((株)JALエンジニアリング)を訪問しました。

本校の女子学生グループ「うろうろ」が株式会社JALエンジニアリングを訪問し、整備士として活躍されている高専OGお2人にインタビューしてきました。
(株)JALエンジニアリング
航空機の機体や航空機部品の整備を行っている会社です。
今回は、成田空港と大阪伊丹空港で整備士として働く、高専OG2名にお話をうかがいました!
河崎 慈愛さん(成田航空機整備センター所属・舞鶴高専OG)
出身/滋賀県守山市立守山北中学校
卒業/2020年3月
学科/舞鶴高専 機械工学科
趣味/読書
高原 由衣さん(大阪航空機整備センター所属・阿南高専OG)
出身/徳島県板野町立板野中学校
卒業/2023年3月
学科/阿南高専 創造技術工学科機械コース
Q1 高専に入学された理由はなんですか?
高原:高専には兄がいて、様子が分かっていたので入学しました。
河崎:就職率100%というところに惹かれて入学しました。
Q2 JALエンジニアリングに入社された理由や決め手は何ですか?
高原:高専での進路学習のときに航空整備の仕事があることを知り、興味を持ちました。JALエンジニアリングは一つの会社で多くの種類の整備ができるので、仕事の幅が広く、様々な経験を積むことができることを魅力に感じ、JALエンジニアリングに入社したいなと思いました。
Q3 入社前の会社の印象と実際に働いてみた印象の違いはありますか?
河崎:あまり印象の違いはなかったですが、強いて言うなら、こんなに会社の人と仲良く仕事ができるとは思っていなかったです。技術職は一人で黙々仕事をするという印象でしたが、大きい機体を一緒に整備をする方々と情報を共有しながら働いていくうちに、仕事以外の会話もできるようになり、より楽しい職場になりました。
Q4 仕事をするうえで最も大切にしていることは何ですか?
河崎:コミュニケーションです。私は顔に出るタイプだと言われるのですが、思ったことを口に出してきちんと伝えることを大切にしています。
高原:嘘をつかないことです。整備の仕事をしているうえでミスを隠すと作業不具合につながる可能性があるので、ミスをしてしまったことや分からないことがあるとすぐ先輩や上司に確認をしに行きます。
Q5 仕事で大変だと感じるときにはどう乗り切りますか?
河崎:周囲と相談をします。たとえば、自分がキャパオーバーになる前に先輩に伝えるようにしています。
高原:同じです。大変だと思うときは何かわからないということがほとんどなので、少しでもわからないことがあれば、すぐ聞くようにしています。
Q6 高専で力を入れて取り組んでおいたほうがいいことはありますか?
高原:英語とプログラミングです。整備のマニュアルが英語なので、もっと勉強しておけば良かったなと思います。プログラミングもできたほうがいい気がします。あとExcelやWordはよく使うのでレポートなども頑張りましょう。
河崎:勉強に関しては物理や英語をもっとしっかりやっておけば良かったと思います。それ以外だと、人とすれちがった時に挨拶することや、指導寮生としての活動など、寮で培ったコミュニケーション能力はすごく役に立ちました。
Q7 高専で学んだことをどう活かしていますか?
高原:勉強面でいうと英語や物理は直接的に仕事に活かされています。物理は航空機を動かすには欠かせない分野です。仕事をするなかで、習った記憶のある分野をたくさん使っています。英語はマニュアルを読むには欠かせないものなので、日常的に触れています。
Q8 中学生に向けたメッセージをお願いします!
高原:高専では、学校内に工場などの様々な施設があり、実践的な技術が学べます。自分の可能性の幅を広げることができ、選択肢を増やせる所なので、高専に来て何事にも全力で取り組んでみてください。
河崎:寮生活は、私にとって毎日本当に楽しいものでしたが、それだけでなく、規則を守る人として成長できる機会だと思っています。今を楽しんで頑張ってください。
格納庫と点検作業の見学をさせていただきました!
感想 OG訪問をしてみて
実際に点検作業を見学し、航空機のメンテナンスの重要性とその精密さを実感できました。
高専生として将来へのモチベーションが高まり、これからの高専生活をさらに頑張ろうと思いました。
貴重な経験をありがとうございました!
Interviewed by うろうろ
舞鶴高専の女子学生グループ「うろうろ」のメンバーです!
「うろうろ」はクラスや部活動の枠を超えた女子学生の交流グループで、舞鶴高専のダイバーシティ推進室のサポートのもと、女子学生の「したい!」「やりたい!」という声を大事に活動しています。
過去のインタビュー記事は、以下にまとめています。
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